マンション大規模修繕工事の東京住宅サービス

大規模修繕工事

大規模修繕の流れ

大規模修繕工事における、着工から工事完了までの流れをご説明致します。

着工

STEP01

共通仮設工事

工事に必要な事務所や資材置場など、仮設物を設置します

大規模修繕工事に先立ち、工事を円滑に進めるための施設を設営します。居住者の方とのコミュニケーション窓口となる現場事務所をはじめ、作業員詰所、資材置場、仮設倉庫、トイレ、道具洗い場などですが、現場敷地内に設営スペースが確保できない場合は、マンション内の集会室やエントランスなどの一部を使用することがあります。また、工事の進捗状況や洗濯物を干せるかどうかの情報を案内する掲示板を、エントランスなどに設置します。

共通仮設工事

STEP02

足場組立工事

建物の周囲に足場を設置し、メッシュシートで覆います

建物外部の補修や仕上げの品質を高めるために、建物の全周に足場をかけます。そして、補修材や塗料材の落下・飛散防止および作業員の安全確保のために、足場全体をメッシュシートで覆います。エントランスなどの出入口は通行できるように処置し、落下物対策など安全には十分配慮いたします。なお、⾜場の昇降階段出⼊⼝は施錠し、関係者以外は立ち入りできないように防犯対策も徹底いたします。

足場組立工事

STEP03

外壁高圧洗浄工事

長年蓄積した汚れや苔、劣化した塗膜などを除去します

風雨や土埃、排気ガスなどによって、外壁は思いのほか汚れているため、まずは高圧洗浄によって汚れや苔、劣化した塗膜などを洗い流します。こうすることで、次のステップである躯体の補修が適切に行われる上、その後の塗装もより美しく仕上げることができます。高圧水洗浄が一般的ですが、塗膜の除去に関しては機械工具や剥離材を使用する工法もあります。漏水が心配される部位や面積が小さい部位などで利用されます。

外壁高圧洗浄工事

STEP04

シーリング工事

部材と部材の継ぎ目から、水が浸入することを防ぎます

建物外壁の目地や、サッシ周囲と壁との間など、部材と部材を接合する継ぎ目に充填されているシーリング材を新しく打ち替えます。同じシーリング材でもどこに使われるかによって、劣化の進行度合いに差異が生じます。また、シーリング材には適材適所があるため、使い分けが必要になります。十分見極めた上で新しく交換することで、防水機能や機密性が回復し、継ぎ目から建物内部への水や汚れの浸入を防ぐことができます。

シーリング工事

STEP05

下地補修工事

建物のひび割れやタイルの浮きなど劣化箇所を補修します

建物全体を調査し、コンクリートに発生したひび割れや、モルタルやタイルの浮きなどの劣化・損傷箇所を一つひとつ丁寧に補修していきます。発生箇所、発生要因、材質、劣化具合により補修方法は異なりますので、それぞれに適した方法を見極めて選択することが大切です。こうすることで、見た目の美しさはもちろん、建物の強度を回復させ、剥落などによる事故を防止します。建物の寿命を延ばすためにも重要な工事です。

下地補修工事

STEP06

内外塗装工事

美観の回復と建物の保護のために、内壁・外壁を塗装します

新築時のような美観を取り戻し、雨水や汚れなどから建物を保護するために、建物の内壁・外壁の塗装を行います。外壁の仕上塗材にはさまざまな種類があり、選択肢も多いため、新築時の色彩を踏襲する以外に、新たな色彩に変更することも可能です。また、シンナーで希釈する溶剤系のものと、水で希釈する水溶性のものがありますが、大規模修繕工事では臭気や環境の問題から、水溶性もしくは弱溶剤系を採用するのが一般的です。

内外塗装工事

STEP07

鉄部塗装工事

鉄部が錆びないように、耐久性向上のために塗装します

鉄骨階段や各種配管、消火栓ボックス、玄関扉・枠、エレベーター扉、メーターボックス、自転車置き場など、マンションにおけるさまざまな鉄部が錆びないように、塗装を施します。錆を放置しておくと、鉄自体の強度が弱まり、建物自体にも悪影響を及ぼします。発生した錆や既存塗膜、汚れを落とすケレン作業をしっかりと行い、その後、耐候性と美装性を目的とした塗料を塗り重ねていきます。

鉄部塗装工事

STEP08

各種防水工事

建物内部への水の浸入を防ぐため、防水処理を行います

屋上や屋根、バルコニー、開放された共用廊下など、外気にさらされ、雨や風、雪など天候の影響を直接受ける部分に防水処理を施します。防水材で建物を保護することで、雨漏りや漏水など建物内部への水の浸入を防ぎ、建物の劣化を予防することができます。防水工法には部位によってさまざまな種類があるので、それぞれの既存防水層の材料や工法、保護層の有無などを見極めて、適切な方法を採用することが重要です。

各種防水工事

STEP09

足場解体・共通仮設撤去

工事の検査が終了したら、足場や仮設物を撤去します

すべての工事が終了したら、当社側で厳しく検査を行います。その後、マンション管理組合さまやオーナーさまにもチェックしていただき、気になる箇所があれば再度施工します。問題なければ、足場や仮設物を撤去し、きれいに清掃してお引き渡しとなります。

足場解体・共通仮設撤去

工事完了

アフターフォロー

東京住宅サービスでは、工事が終了した後も建物の状態が良好を保つように、しっかりとしたアフターサポート体制を整えています。具体的には、大規模修繕工事の1年後、3年後に実施する定期点検のほか、各種工事の保証期限内に検査を行っています。万一、不具合が見られた場合は適切な修繕を実施いたします。

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