内装工事・リフォーム

東京住宅サービスの提案・施工

集合住宅のリフォームの場合、管理組合のルールやご近所の方々へのご挨拶など配慮すべき点は多いのですが、今回とくに注意したのは、いかに階下への遮音性能を維持しながら、一体感のあるリビングをつくりあげるかという点でした。管理組合の基準をクリアしつつ、もともとリビングの場所も、畳を取り払った和室の場所も、どこを歩いても感覚が同じになるように床材を選んで全面を張り替え。床の固さを均一に施しました。さらに、間仕切りの壁を撤去したので、その部分が不自然に見えないように丁寧に補修。撤去した壁にはコンセントがあったので、その移設も行いました。キッチンのカウンターと棚板については、設置後に「イメージと違う」とならないように、あらかじめ30cm×10cmの見本を4点ほど製作。現場で持ち運んで見比べながら、しっくり馴染むものをお客さまに選んでいただきました。着工から約1カ月余り、白を基調に青をアクセントカラーに配置したスタイリッシュな空間が完成。お客さまからも「住むのにはもったいないくらいの出来映え！」とご満足していただけました。

東京住宅サービスの提案・施工

一般に、洗濯機置き場は浴室などの水回りにあることが多いものですが、本件ではそうした場所に移動することが難しく、設置先に選んだのは大きな押し入れ。クローゼットに変更し、余ったスペースを洗濯機置き場に充てました。給水管と排水口を新たにつくり、床や壁には防水・防音対策をしっかりと。押し入れの一部を改装したので、部屋のスペースは依然と変わらず確保できました。

水回りといえば、タイル張りの浴室も大きく手を加えました。四角形とは言い難いカタチだったため、ぴったり合うユニットバスがなく、代わりに壁や床に防水性の高いパネルを張りめぐらし、上から専用フィルムを張ってユニットバス風に仕上げました。費用をかければ、もっとグレードの高い浴室を実現できますが、そのために家賃が高騰してしまい、空き部屋のままでは本末転倒です。お客さまのご要望とコスト、そのバランスを考えながらご提案いたしました。コストを抑えたリノベーションのおかげで、すぐに入居者が決定。オーナーさまには大変喜んでいただきました。

東京住宅サービスの提案・施工

倉庫から事務所へリノベーションするためには、働く人のためのトイレや給湯室も必要になります。新規で水回りの設備を入れるために、配管や配線のことも踏まえて無駄のない配置が求められました。女性従業員の方もいるので、プライバシーもしっかり確保したい。そこで、窓に面した一角を事務所に充て、倉庫を挟んでトイレと給湯室を配置。事務所と倉庫はパーティションで間仕切りし、いつでも簡単に区画変更できるようにしました。トイレは徹底的に防音対策を実施。壁には吸音性のある断熱材のロックウールを入れ、扉も音の漏れにくいものを選択。男女のトイレの向きも変えました。加えて、洗面化粧室にも扉を設置。こうすることで、事務所を出てトイレに入るまでに2枚の扉を通ることになり、遮音効果を高めています。

また、倉庫を出入りする台車の動線や既存の窓の位置を考慮して、倉庫と給湯室の壁をあえて斜めに設置することにしました。完成してみると、スムーズな動線で使いやすいと大好評。お客さまからは大変感謝されました。