外壁修繕工事

東京住宅サービスの提案・施工

まず、居住者の方をはじめ、隣接する学校やご近所の方々に工事内容をきちんと伝え、周知徹底を図りました。騒音対策はもちろん、通学路に重機を運ぶ4tトラックが通るため、交通安全にも配慮。また、防犯にも気をつけ、建物の周囲に張り巡らす防護金網の高さを通常1.8mのところ、2.7mにアップ。不審者の侵入を防ぐ対策を施しました。現場によって状況は異なるので、長年の経験と知見をもとに、その現場に応じた最適な安全策を講じます。

本件では住棟2棟の外壁修繕工事を行ったのですが、足場をかけると、建物の棟番号がシートに隠れて見えなくなってしまうので、仮設の棟番号表示を用意して視認性の高い場所に掲げました。さらに、夜間でも判別できるようにLEDで照らす工夫も。これらは郵便配達や宅配スタッフなど第三者の方々を配慮して行いました。

住みながらの工事なので、お客さまのことを優先に考えて進めるため時間はかかりますが、無事にスケジュールどおりに竣工。各検査や清掃もしっかり行えたため、居住者の方々には大変喜んでいただけました。

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団地内には植栽が多く、そもそも足場の資材置場をどう確保するかが課題でした。何度も計画を練り直し、最終的には居住者の方や関係機関に許可を得て、団地内の道路を少し利用させてもらうことに。ただ、資材置場が点在したため、毎日搬入車両が団地内に入ることになり、交通安全に十分注意しました。

最初の大規模修繕工事ということで、お客さまのご期待に応えるべく施工品質にとりわけこだわりました。各種検査を担う監理技術者を通常1名のところ、2名配置し、品質確保を徹底。また、自然環境に配慮して水性塗料を使用しました。近年、環境保全の観点から溶剤系塗料から水性塗料への置き換えが進んでいます。塗装後に余った塗料は水性塗料廃棄処理剤を使用し、固形と水に分離。固形分を廃プラスチックとして適切に処理しました。人にも地球環境にもやさしく配慮することは、当社が大切にしていることです。

雨風にさらされて劣化が進んでいた外壁はきっちり補修した上で塗装。新築時のように美しく蘇り、お客さまから好評でした。

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雨風による汚れや土埃、排気ガスなどにより、外壁は想像以上に汚れているものです。まずは高圧洗浄でたまった汚れを水で洗い流すのですが、本件の場合、一部に苔が生えていました。コンクリートの経年劣化により中性化が起こると、苔が生えやすくなってしまいます。そのまま放置してしまうと、苔の胞子が住居内に入り込み、アレルギーの原因など健康に影響が出てしまう場合もあります。そこで高圧洗浄の際、安全性が高く、洗浄力の強い植物性のバイオ洗浄剤を採用。こうすることで、単に水で洗い流すよりも洗浄力が高まり、その後も苔が発生しにくくなります。見えないところこそ手を抜かず、苔や汚れをしっかりと落としてから、新たな塗装を施しました。

居住者の方のなかには、工事期間中、工事関係者が出入りすることに不安を感じる人もいらっしゃいます。居住者の方に安心して暮らしていただくために、共用廊下側の窓に設置できる補助錠の無料貸し出しも行いました。木々の緑に映えた高級感のある仕上がりに、大変ご満足いただけました。